作品名 | ( ^ω^)ブーンがピアノを弾かされるようです。 |
作者名 | ◆HGGslycgr6 氏 |
【ネタバレ 感想】 |
この小説は特異でプロローグの後二人の主人公、ブーンとツン物語が別々の章で同時 進行していきます プロローグではブーンがデートに遅刻するところから始まり、その後二人で予約していた 高級レストランに食事に向かいます レストランではグランドピアノがあり雰囲気をいっそうだしている 食事中ツンが「いい曲ね…」と口にし、ブーンがその曲をあっさりと当ててしまった ツンが何故知ってるのか尋ねたら「たまたま」と曖昧に答えただけだった 二人がレストランを出てツンがさっきのことをまた尋ねようとしたとき、4、5人の男達に無 理矢理車に押し込まれ拉致、監禁されてしまいました プロローグの内容はだいたいこんな感じです ここからブーンのピアノ編、ツンの脱出編とでも言いましょうか、2つの物語が交差しなが ら同時進行していきます ブーン編では彼女を失いたくなければこちらの言うとおりピアノを弾けと、ツン編では彼氏 を失いたくなければおとなしくしてろと言われます それぞれの愛する気持ちから二人は命令に従うが、ある出来事からブーンは壊れ狂った ようにピアノを弾き、ツンは何も知らされぬまま監禁され続けます そしてある一人の男により物語は急展開を… ここから先は自分の目で確かめてください 自分はブーンの話を読み終えてからツンの話を読みました この順番が一番ベストだと思いますが逆に読んだり、交互に読むのも楽しいとおもいます ブーン編を読み謎を頭の中で組み立て、ツン編を読んだときに双方の謎がリンクしたとき 思わず「繋がった」と言ってしまいましたw(恥ずかしい… orz 決してハッピーエンドとは言えない二人の悲しい結末にエピローグを読んだときジーンと きました まとめサイトからは作中に出てきた作品も聴くことができます 音楽を聴きながら小説を読むとよりこの作品に溶け込むことができます かなり完成度が高くとてもおもしろい小説なので是非一度目を通してください 二つの視点からなるストーリー 時間の経過とともに揺れ動く感情、変わらぬ愛情、四人の心情 巧みな心理描写で飽きさせない。 ブーンからツンへと読んだ後のやるせなさは何とも言い難いものがある。 |