( ^ω^)とひぐらしのなく頃に。のようです

20: それでは、本編です・・・。 :2007/06/17(日) 20:25:54.69 ID:Bu7Y89p60
昭和58年6月6日

目が覚めた。見知らぬ天井。
・・・あれ、ここはどこだっけ。

昨日起きた出来事を順序立てて整理する。
えーと、あ、そうか!僕は昨日、雛見沢に来たんだ!

思い出した途端、急に目が冴えた。
ありえない出来事。でも、確かに僕はここにいる。

つまり、それは現実に起きたということ。

夢ではなかったのだ。
僕は今日から雛見沢で生活するんだ!

こんなに清々しい気持ちの朝は久しぶりだった。
学校に早く行きたい気持ちを最後に感じたのは中学校の入学式だったかな。
それくらい、僕は元の世界に退屈を感じていたんだ。

あれが元の世界だったと思いたくないくらいに。



21: >>19 ブーン系小説っぽくないかなーと思って・・。 :2007/06/17(日) 20:28:48.68 ID:Bu7Y89p60
('、`*川「ブーン、起きてるー?朝ごはん出来てるわよー?」
( ^ω^)「お!今行くお、お母さん!」

僕の部屋は2階にある。扉をでて、階段を下りる。

・・・それにしても、自然にお母さんと言えたな。
ペニサスの空気は妙な包容力みたいなものを感じる。そのせいか。

リビングの椅子に腰をかける。
( ^ω^)「おはようだお、お父さん。」

( ゚∀゚)「おはよう、ブーン!今日も気持ちのいい朝だな!昨日の夜はもっと気持ちよかったけどな!」
キッチンからおたまが飛んできた。・・・懲りない人だ。



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:29:50.03 ID:Bu7Y89p60
('、`*川「ブーン?早くしないと梨花ちゃんと沙都子ちゃんを待たせちゃうんじゃない?」

この家に来る途中に2人の家があった。
僕はそこで待ち合わせをして、学校に行っているらしい。

( ^ω^)「ん、じゃあ、早く準備して行くお!」

( ゚∀゚)「・・・沙都子ちゃんは将来有望だぞ。」
('、`*川「黙りなさい。」
(;゚∀゚)「す、すいません。」

苦笑いで僕は受け答えをした。
でも、内心ではジョルジュに大賛成である。あれは将来きっと・・・。

('、`*川「・・・?どうしたのブーン?急ぐんじゃなかったの?」
(;^ω^)「ん、ああ、そうだお!ハムッ、ハフハフッ!ハフッ!!」
( ゚∀゚)「きめぇwwwwwww」

・・・息子になんてこと言いやがる。糞親父。
とはいえ、僕は父親として認めている。不思議なものだ。



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:31:31.74 ID:Bu7Y89p60


( ^ω^)「それじゃ、行ってくるお!」
('、`*川「行ってらっしゃい。気を付けてね。」

少し駆け足気味で神社の前まで行くことにした。
あの二人相手に遅刻なんてしたら、タダじゃすまないだろう。

梨花「み〜、おはようなのですよ。ブーン」
( ^ω^)「梨花ちゃん、おはようだお。・・・沙都子は?」
梨花「沙都子は準備が遅いので置いてきましたのです。今頃、大慌てなのですよ。にぱ〜。」

寝癖を直すのに時間がかかっているらしかった。
沙都子の寝癖姿・・・正直、見てみたかった。
なんて考えていたら、階段を駆け下りる音が聞こえた。

沙都子「はぁーっ、はぁーっ、ごめんなさいませ、待たせてしまいましたわ。」
( ^ω^)「全然気にすることないお!」
梨花「でも、学校のHRの時間は気にしたほうが良いと思いますです。」

そういえば、僕が家を出たのが、あの時間だったから・・・相当マズいんじゃないか?



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:32:31.41 ID:Bu7Y89p60

(;^ω^)「沙都子。悪いけど、もうちょっと走ることになりそうだお。」
沙都子「だ、大丈夫でしてよ。このくらい屁の河童ですわー!」

梨花「みー、じゃあ学校まで競争なのですよ。」

そう言って僕達は学校までの道を走り抜けていった・・・。



30: ちなみに今日は部活とか、そういうのメインです。 :2007/06/17(日) 20:34:35.58 ID:Bu7Y89p60
圭一「お、ブーンに沙都子に梨花ちゃん。今日は珍しく俺たちのほうが早かったな。」

圭一、魅音、レナの3人は既に席に着いて談笑していた。

梨花「沙都子が遅れたのですよ。おかげで僕達は、いっぱい、いっぱい走ったのですよ。」
沙都子「ご、ごめんなさい梨花。ブーンさん。許してくださいまし。」

圭一「どーした、沙都子。ひょっとして便秘か!」
沙都子「・・・圭一さん。レディーにそんな言葉を言っていいと思ってまして?」
圭一「えー?どこにレディーがいるんだ!?お近づきになりたいもんだぜ!」

顔を赤くした沙都子が圭一に飛びかかって取っ組みあいになった。
はたから見てみると本当に面白い。

巧みなフェイントをかけながらの熱い勝負!僕の心までも燃えてくるようだ!



31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:37:06.79 ID:Bu7Y89p60
沙都子が何かを察したのか、急に自分の席に逃げていった。
・・・一体どうしたんだ?

魅音「やっぱり沙都子の方が圭ちゃんより一枚上手だね。」
レナ「そうみたいだね。」

魅音とレナは二人でクスクスと笑いながらそう言った。
どういうことなのか、さっぱり分からない。

圭一「ふっふっふっ・・・。今日はたっぷりお仕置きしてやるぜ沙都子ぉーー。・・・おおぅ?!」
知恵「前原君・・・一体何をしようとしていたんですか?」

圭一の目の前には、いつのまにかに知恵先生が立っていた。
・・・なるほど。沙都子めドアを開いたままにしておいたんだな。

沙都子「トラップは最後の最後に一つだけ。それが最高の美学でしてよ!」
( ^ω^)「圭一・・・ご愁傷様だお」

圭一は知恵先生のお説教をうけていた。
事情を知らない先生からすれば、下級生を苛めようとした上級生にしか見えなかったのだろう。



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:38:23.23 ID:Bu7Y89p60
圭一「ち、畜生。沙都子のやつめ。後で覚えていやがれ!」
知恵「前原君!反省しなさい!ほら、北条さんに謝って!」

圭一「う・・・くそ、ごめんなさい。沙都子さん。もう、こんな事はしません。」
沙都子「おーほっほ!大人なレディーのわたくしが許して差し上げましてよ!」

結局のところ、圭一にレディーと認めさせたかったのか。
・・・。

( ^ω^)「可愛いおませさんめ。圭一に嫉妬しちゃうZE☆」
レナ「!?ブーン君。何か言ったかな、かな?」

( ^ω^)「・・・お?何にも言ってないお?」
レナ「そ、そうだよね。あ、あは、あはははははは。」

・・・さすがに今のは聞かれたらまずかったな。
僕反省☆



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:39:48.34 ID:Bu7Y89p60
カラーン、カラーン。

授業終了を知らせるチャイムの音が鳴る。
こういったチャイムは平成から来た僕にとっては、とても新鮮である。

( ^ω^)「ご飯の時間だお〜♪」
レナ「ブーン君が上機嫌だね。よっぽどお腹がすいてたのかな?」

もちろん、それもある。

しかし、それ以上に部活メンバーで、お弁当を食べること。
僕は、それが朝、ペニサスにお弁当を貰った時から楽しみだった。

レナ「はう〜、今日は特製ミートボールなんだよ。たくさんあるから、召し上がれ!」
沙都子「美味しそうですわ〜。私が初めに頂きって、圭一さん!?」

圭一「お前にだけは1番は譲らないぞ・・・この野郎・・・!」
沙都子「あら・・・まだ根に持ってまして?しつこい男は嫌われますわよ?」

圭一と沙都子がもの凄い速度で箸をぶつけあっている。
全く、マナーがなってないぞ。



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:41:31.46 ID:Bu7Y89p60


その隙に僕がミートボールを頂く事にした。

( ^ω^)「こ、これはデリシャス!!」
圭一・沙都子「ああっ!!」

魅音「漁夫の利ってやつだね。」

レナ「はう〜、取り合いなんてしなくても、いっぱいあるんだから、仲良く食べて欲しいな・・・?」
梨花「実に美味しいミートボールなのですよ。にぱー☆」

圭一「ちっ、しかたねぇ。沙都子、停戦協定だ。」
沙都子「仕方ありませんわね・・・。今回だけは認めてあげましてよ。」

全員がレナのミートボールに群がる。
その料理には確かに愛情が込められているのを感じた。



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:43:09.02 ID:Bu7Y89p60

沙都子「ふー、満腹ですわ。」
自分の腹をぽんぽんと叩きながら沙都子は言った。

圭一「冗談とか抜きで、それはレディーのする仕草じゃないと思うぞ・・・。」

圭一の一言で僕達は思わず噴出してしまった。
沙都子の顔がみるみるうちに赤くなっていく。

梨花「気にしなくて良いのですよ。ぽよんぽよんのお腹もとても可愛らしいのです♪」
沙都子「う、うわ〜ん!ぽよんぽよんなんかじゃないもん!」

涙目になっている沙都子。超可愛い
やっべ、オラ、ワクワクしてくっぞ!

視線を感じてレナの方を見ると、冷たい目で僕を見ていた。
これで2度目・・・そんなに変な顔してたのかな?気を付けないと。



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:44:57.07 ID:Bu7Y89p60
昼休みも終わり、午後の授業が始まる。

とは言っても、雛見沢でする授業など、僕がとうにの昔にやったものばかりである。
だから、僕は先生にばれない様に眠れる方法を模索するばかりであった・・・。


カラーン、カラーン。

魅音「さーて、今日も楽しい部活の時間だよ!」
圭一「待ってました!今日は一体何をするんだ?」

魅音「慌てない、慌てない!えーと、あれでもない、これでもない・・・。」

魅音はロッカーの中を探しながら、色々と呟いている。
ちなみに僕自身が部活に参加するのは初めてなので若干緊張している。



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:46:54.45 ID:Bu7Y89p60

魅音「今日はジジ抜きをやろうと思うよ!」
圭一「あれ?俺とブーンが最初に部活やった時、やらなかったっけ?」

魅音「ふっふっふ、今回は新品のトランプを使ってやるよ!」
( ^ω^)「傷が一切無い状態ってことかお。」

レナ「つまりは正真正銘の」
沙都子「真剣勝負」
梨花「なのですよ。」

レナ「・・・ちなみに、罰ゲームは何にするのかな?」
魅音「う〜ん、そうだね。何か良い案ある人、いる?」



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:48:04.83 ID:Bu7Y89p60

( ^ω^)「・・・負けた人が苦手なことをするってのはどうだお?」

沙都子「ってことは人によって違う内容になるってことでして?」
梨花「み〜。沙都子はきっとお買い物なのですよ。ブロッコリーとカリフラワーのどちらかを買ってきて貰うのです。」
沙都子「そ、それは負けられませんわね・・・。」

魅音「うん、じゃあ、今日の罰ゲームは『苦手なもの』で決定!」
レナ「内容は負けた人が決まってから決めようか。」
圭一「だな。見えない恐怖にびびる姿ってのを拝ませてもらうぜ!」



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:49:14.10 ID:Bu7Y89p60
新品のカードで真剣勝負。

と言っても、部活メンバーが本当に真剣勝負をする筈が無い。
他の人にばれないようにカードに傷をつけたり、はったりをかましたり、様々な戦法を使ってくる。

一人、また一人と抜けていく中、最後に残っているのは僕。
そして、もう一人は意外にも魅音だった。

魅音「くっくっく、どっちがジジかな〜?」
この状況でも、余裕たっぷりの表情である。

5を引けば僕の勝ちが決まる。
だが、他のカードを引いたとき、そのまま僕は負ける。そんな予感がしていた。



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:50:45.23 ID:Bu7Y89p60
僕は右にあるカードに手をかけた。

魅音の眉がわずかにピクッと動く。
あからさまに、こっちが当たりだと思わせる仕草。

魅音「本当にそっちでいいのかな〜?」
僕は知っている。眉を動かしたのすら、フェイクであることを。しかし・・・。

( ^ω^)「魅音はきっと、僕が眉を動かしたのすらフェイクだと思うことを分かっていた筈だお。」
魅音「・・・ほほう?」

( ^ω^)「つまり!眉フェイクを見破った上で僕が右を選ぶと思っている!だから僕は左を選ぶお!」

他の部活メンバーがおお〜っと、関心する。



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:52:40.94 ID:Bu7Y89p60

魅音「くっくっく・・・。やるじゃないか、ブーン。さぁ、左をひk」
( ^ω^)「とか言っておいて、右を引くのが今の僕だから困る。」

カード轢く瞬間、魅音の顔が歪んだ気がした。
僕が引いたのはダイヤの5・・・つまり僕の勝ちだ。

魅音「そんな馬鹿な・・・最後の最後で〜っ!

魅音が本当に悔しそうな声をだす。

どうやら、最後まで残ったのは演出らしい。
でも、負けは負け。ビリはビリ。現実は時として残酷なものである。

梨花「まさか、魅ぃが負けるとは思わなかったのですよ。」
圭一「正直、俺もだ。まさか、ブーンが勝っちまうとはな・・・。」

魅音「おじさんもびっくりだよ。この前までは、負けてはあぅあぅ言ってたのにね。」
梨花「そうなのですよ。でも、ブーンはいっぱいいっぱい学習しましたのです。にぱー。」

あぅあぅ?そんな、『羽入』じゃ、あるまいし・・・。



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2007/06/17(日) 20:54:25.99 ID:Bu7Y89p60

魅音「今度からは、おじさんも手を抜かずに本気でかかるからね!」
圭一「魅音・・・お前誤魔化そうとしてないか?」

魅音「な、何のことかな?おじさん、さっぱりわかr」
梨花「負けは負け。ビリは罰ゲームなのですよ。」

レナ「・・・でも、魅ぃちゃんの苦手なものって何だろうね?」
圭一「確かに・・・。魅音って意外に何でも出来るからな。」

魅音は得意げな顔をしている。
・・・もしや、この展開も予測ずみだったのか?

そうはさせない!

( ^ω^)「あるお。魅音の苦手なもの」

皆が驚いた表情で僕を見る。
魅音本人すら、そんな感じだ。



52: >>49 アーッ!!orz :2007/06/17(日) 20:57:16.48 ID:Bu7Y89p60

魅音「い、一体なんなのさ。おじさんの苦手なものって!」
全員が僕のほうをみつめ、ごくりと喉を鳴らす。

( ^ω^)「・・・勉強だお!」

すぐに思いついたのは、何どもゲームで魅音が四苦八苦しているのを見た僕だけだったのだろう。
誰からともなく笑い声が広がり始める。

圭一「あー!そうだな魅音の苦手なものは勉強だな!」
レナ「そうだね。くすくすくす。」

いかにも、馬鹿にした表情の圭一。
笑ってはいけないと分かっていても、笑いが堪えられない様子のレナ。

梨花「みー。確かに魅音は勉強するべきなのですよ。」
沙都子「天下無敵の魅音さんのたった一つの弱点ですわね!」

人がこけにされている状況が好きな梨花ちゃんはご満悦。
沙都子に至っては、今後もこの弱点を使おうといった思いが見てとれる。

・・・どうやら、思った以上に良い案だったらしい。



54: >>46 後でそれについて、ちょちょいとね。 :2007/06/17(日) 20:58:44.79 ID:Bu7Y89p60

魅音「別におじさん、そこまで勉強が苦手とは思ってないんだけどな・・・。」
不貞腐れた面持ちで魅音は言った。

圭一「じゃあ、聞くけど魅音。なくようぐいす・・・なんだ?」
魅音「それぐらいは分かるよ!鳴くようぐいす良い音色!」

・・・・・・・。

静まりかえった教室。魅音も何か違和感を感じたようだ。

魅音「あ、あれ?おじさん何か変なこと言ったかな?」
沙都子「魅音さん・・・さすがに、それは冗談ですわよね?」

ここまでヒドイとは・・・。さすがの僕も予想GUYです。

レナ「と、とりあえず!魅ぃちゃんの罰ゲームはどうする?」
沙都子「そうですわね・・・。問題集を解いてくるとか?」

確かに罰ゲームにはなるが、面白みがない気がする。
それは、他のメンバーも同じ考えのようだった。



57: >>55 くそう・・。頑張んないと! :2007/06/17(日) 21:00:25.05 ID:Bu7Y89p60
そこで、僕にまたしても、面白い案が浮かんだ。

( ^ω^)「圭一と二人でお勉強ってのはどうだお?」
僕の発言に魅音が真っ赤になりながら、詰め寄ってくる。

魅音「な、ななななな、何訳分かんないこと言ってるのブーン!?」
圭一「そうだよ。大体、何でいきなり俺が出てくるんだよ?」

圭一は本当に意味が分かってない様子だ。・・・常識的に考えて鈍感すぎるだろ。

レナ「あはははははは!レナもそれがいいと思うな!」
全てをわかっているんだろう。レナは笑いながらそう言った。

沙都子「どういうことでして?勉強は一人でしても良いのではなくて?」
梨花「みー、沙都子も大人になればわかるのですよ。」

沙都子は意外と、こういった事にうといのであった。
それにしても、流石、梨花ちゃん。百年の魔女は伊達じゃない。



60: 支援が嬉しい限りです。 :2007/06/17(日) 21:03:09.08 ID:Bu7Y89p60

レナ「それじゃあ、罰ゲームは今度のお休みに圭一君と魅ぃちゃん二人でお勉強で決定だね!」
魅音「レ、レナ〜・・・。あぅぅ〜〜。」

圭一「しょうがねぇ!この俺がマンツーマンレッスンをしてやるとするか!覚悟してろよ!」

魅音はマンツーマンという言葉に再び赤くなっていた。
純情だねぇ。

( ^ω^)「・・・魅音萌えの気持ちも今ならわかるお。」

自分でも口にしたのか分からないくらい小さく呟いたつもりだった。

二度あることは3度ある。
またしても、レナがこちらの様子を伺っていた。こえーよ。



62: >>61 応援します。ひぐらしはいつまでも終わりなく :2007/06/17(日) 21:05:50.72 ID:Bu7Y89p60

それからの数日間も生きていた中で一番楽しいと思える。そんな生活を送っていた。

ひぐらし達も雛見沢という世界を楽しんでいる僕を祝うかのように歌っている。

・・・そんな気がした。

誰もがこんな幸せな日々がいつまでも続くと思っている筈だった。

でも、僕は知っている。

彼女と僕だけは知っている。

幸せな時間はいつまでも続かないという事。

幸せでいる為には何らかの障害を乗り越えないといけないという事。


だから、僕はそろそろ行動を起こさないといけなかったんだ。

幸せな日々を守る為に。

・・・ふと、聞こえていた筈だった、ひぐらし達の歌声が止んだような気がした。



64: 思ったより、短くなったかorz :2007/06/17(日) 21:08:00.86 ID:Bu7Y89p60

昭和58年6月12日

今日は圭一と魅音が二人でお勉強会なので部活は無しだ。
各自が自由に休日を満喫している。

でも、僕にはゆっくりと休日を過ごしている暇なんてない。
幸せな日々を守るためだから、当たり前だ。

僕は古手神社に梨花ちゃんを呼びだした。
・・・いや、百年の時を生きる魔女「古手梨花」を。

梨花「みー?ブーン。一体どうしたのですか?」

( ^ω^)「・・・梨花ちゃん。いや、古手梨花。大切な話があるお。」


気のせいなんかじゃ無かった。

いつのまにかに、ひぐらし達の歌声は聞こえなくなっていた・・・。



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