右手よりは気持ちいいよ
- 101: 作者?◆sEiA3Q16Vo :03/01(木) 23:59 iIYgBJZcO
(*゚∀゚)「あ〜あ、隊長が相手してたら暇だねぇ〜」
( ><)「隊長の邪魔をすると後が怖いんです!」
( ゚∋゚)「……………」
/;3 「若いモンはえぇのう。プリプリじゃあ、プリプリの尻じゃあ……」
(*゚∀゚)「……じーさん、隊長に殺されるぞ」
距離を置いた場所で、四人は戦いの行く末を見続けていた。
荒巻は視姦していた。
/;3 「尻もえぇが、ムパンムパンの乳もえぇのう…」
視姦していた。
(*><)「股間が痛くて大変なんです!」
視姦していた。
(*゚∋゚)「……………」
視姦、していた。
(*゚∀゚)「駄目だこいつら」
川; ゚‐゚)「何だこの悪寒は」
(;´・ω・`)「隊長、命令を取り消して下さい」
川 ゚‐゚)「できん。内藤ホライゾンは殺されなければならない」
(´・ω・`)「隊長…彼は普通の変態なんだ……変態なんだ!」
否定の言葉を残し、ショボンは踏み込む。
穂先ではなく、石突きの部分で槍を突き出しクーの首筋を狙う。
川 ゚‐゚)「今はそうかもしれない。だがいずれは奴自身が災厄となる。お前も経験したあの大破壊をな」
軽く首を傾けるだけでそれをかわし、長刀でショボンの腹を薙ぐ。
(`・ω・´)「殺す以外に方法があるだろう! 何故そうまでして彼を殺さなければならない!」
川 ゚‐゚)「簡単だ。奴が私達の大切なモノを奪ったからだ。家族を、友人を、恋人を……奴は簡単に奪い去った」
腹部への攻撃を防いだショボンの槍。
(;´・ω・`)「だからそれは現代の彼とは違うと……」
川 ゚‐゚)「もういい、ショボン。今の内に殺せば大破壊は確実に回避される。私達にとってそれは抗い難いことだ」
息がかかる程の距離で二人は語り合う。
川 ゚‐゚)「怒りに狂い、痛みに嘆き……私達は疲れたんだ……」
- 102: 作者?◆sEiA3Q16Vo :03/02(金) 00:00 JEIaG21PO
(`・ω・´)「何故諦めてしまう! 何故その考えが間違いだと気付かない! 今の彼を変えていけば未来は変わる筈だ!」
川 #゚‐゚)「ならばこの怒りは何処にぶつければいい! 目の前で恋人を引き裂かれたこの痛みは何処に向ければいい! 奴が存在しなければこの苦痛は無くなる!」
腹部への一撃を防いだショボンの槍の隙間を縫い、腹を蹴りつけ、そのままの勢いで懐に潜り込む。
(;`・ω・´)「くっ……」
怯むショボンの持つ槍に、もう一度刀を打ち付け、弾き飛ばす。
(;´・ω・`)「隊…長……」
川 ゚‐゚)「さらばだ、ショボン」
長刀で一度袈裟掛けに斬りつけ、交差するように短刀でもう一度切り裂いた。
傷口からは鮮やかな深紅の花弁が辺りに咲き乱れる。
膝が崩れ、目からは光が消え、ゆっくりと倒れてゆく。
(´ ω `)「ブーン…ドックン…ごめんね……」
彼は喉から謝罪の言葉を絞り出し、血溜りの地面に身を沈めていった。
- 106: 作者?◆sEiA3Q16Vo :03/02(金) 00:38 JEIaG21PO
スマン、第七話とか付け忘れてた。
でもあんまり関係無いからいいよね。
〜第七話・ポイズンジャック〜
( ^ω^)右手より気持ちいいお! だから許して!
- 107: 作者?◆sEiA3Q16Vo :03/02(金) 00:40 JEIaG21PO
先程まで明滅を繰り返していた水晶玉からアラーム音が聞こえてくる。
('A`)「……………」
その持ち主は、その音に気付かないかの様に立ち尽くしている。
ξ;゚听)ξ「そんな…ショボン……」
川 ゚‐゚)「次はお前達だ。ツン、残念だがお前も裏切り者として排除する」
刀を振り絡み付いた血糊を飛ばし、クーはゆっくりと歩き。
川 ゚‐゚)「だが」
十歩程の間を残して立ち止まる。
川 ゚ー゚)「お前の手でその二人を殺せば許そう。優秀な部下をこれ以上無くすのは惜しい」
冷徹な笑みで、死神との契約とも言える言葉を吐き出す。
ξ;゚听)ξ「隊長……」
川 ゚‐゚)「さぁ、やれ」
ξ )ξ「…………」
ξ゚听)ξ「出来ません」
少女は言い放った。
決別と、覚悟を乗せて。
川 ゚ー゚)「そうか」
予想していたと言わんばかりに、クーの笑みは深まる。
川 ゚‐゚)「やれ」
その言葉を受け、彼女の後ろに控えていた四人が、ショボンの時と同様に攻撃を仕掛ける。
しかし。
('A`)「転移、開始」
ドクオが水晶玉を握り潰したと同時に、内藤、ドクオ、ツンの三人を青い半透明のドームが包み込む。
川; ゚‐゚)「何だと」
五人に動揺が走り、攻めあぐねている間にドームの表面に放電現象が起こり始める。
('A`)「ショボン…すまねぇ…」
ドクオが呟いたのを境に、三人の姿はその場から掻き消えた。
- 111: 作者?◆sEiA3Q16Vo :03/02(金) 22:46 JEIaG21PO
ξ- )ξ「ん……」
閉じられた瞼が微かに動き、徐々に開かれる。
ξ゚听)ξ「ここは……?」
ひんやりとした空気が辺りを包む。
何処かの工場だろうか、そこは薄暗くカビ臭い匂いが漂ってい、機材などが放置されいた。
('A`)「目が覚めたか。なら手伝ってくれ」
ξ;゚听)ξ「説明しなさいよ、ここは('A`)「時間が無い、後だ」
見れば、一台のベッドが置かれ内藤がうつ伏せに寝かされている。
先程彼等を包んでいたドームと同じ物がその周りに広がっている。
違う所は、それは完全に透明で丁度シャボン玉に似ている。
ξ;゚听)ξ「そいつ……大丈夫なの?」
('A`)「今から何とかするんだ。こいつを着て中に入れ」
言ってドクオは白い物体を投げる。
ξ゚听)ξ「ナース服だってのは分かるけど、スカートが短いんだけど」
('A`)「俺の趣味だ」
ξ#゚听)ξ
事も無げに言い放たれ、ツンの額に青筋が浮かぶ。
('A`)「ちなみにブーンはナースというシチュエーションが大好きだ。奴は鷹野さん派だ。俺は沙都子萌えだ」
ξ゚听)ξ「聞いてねえよ」
('A`)「にーにーとかマジ萌えるんですけど」
ξ゚听)ξ「聞いてねえよ」
ハイソックスと叫ぶドクオを捨て置き、ツンは近くの機材の陰に身を隠す。
ξ;゚听)ξ「流石にこれは嫌ね……」
とりあえず広げ、改めてスカートの短さに辟易する。
ξ゚听)ξ「嫌だけど……」
自分が身に付けている衣服に手をかける。
ξ///)ξ「べ、別にあいつの為じゃないんだからね! 治療する為なんだからね!」
ヤケクソ気味に叫びながら衣服を脱いだ。
- 112: 作者?◆sEiA3Q16Vo :03/02(金) 22:48 JEIaG21PO
ξ///)ξ「こ、これでいいんでしょ!」
('A`)「あぁ、マジで着るとは思わなかったがな」
ξ#゚听)ξ
('A`)「では、術式を開始する」
再び額に青筋が浮かんだツンを無視し、ドクオは股間に両手を突っ込んだ。
…キョウハシヌニハイイヒダ。エ?チョッ―――
()A()「えぇ、ですから私の下半身、つまり股間は任意に展開できる亜空間なんですよ。はい、私はそこに多くの道具を収納しているんです。そうです、ここの機材も私が出した物です」
腫れ上がった顔面を摩りながらドクオは正座していた。
ξ )ξ「一応、納得したわ。股間に付ける理由は理解できないけど」
彼の前に仁王立ちするツンからは漆黒のオーラが立ち上る。
(*'A`)(白……中々チャレンジャーだな)
( ^ω^)(つーかそろそろ僕死ぬんじゃね?)
- 123: 作者?◆sEiA3Q16Vo :03/03(土) 14:52 yOxR5V3QO
('A`)「術式・開始。クランケはピザ、童貞、変態。背中に多数の裂傷と中度の火傷。
失血が多い、輸血を絶やすな」
『分かりましたわ、にーにー』
(*'A`)「よし、先ずは刺さった異物と裂傷の閉鎖から始める……ハァハァ……メス……」
内藤の心電図と脳波が表示された機材にドクオが語りかけると、機材は返事をし、マジックアームでドクオにメスを手渡す。
(*'A`)「ハァハァ…コッヘル…」
『どうぞですわ、にーにー』
(*'A`)「ありがとう…ハァハァ…」
手は淀みなく動いている。
手術着の股間が盛り上がっている。
(*'A`)「ハァハァ…汗…」
『凄い汗ですわ、にーにー。大丈夫ですの?』
(*'A`)「ハァハァハァハァ…大丈夫さ……………ウッ」
一際呼吸が高まったかと思えば、ドクオは一度身震いをした。
('A`)「さて、続けよう。なに、簡単なオペだ。バルキルスの定理を解くよりな」
ξ゚听)ξ「何故、突然冷静になった。答えろや」
('A`)「答える必要は無い。…視野が悪いなクーパーを」
『股間が湿ってんぞ、コラ』
()A()「前が見えません」
ξ#゚听)ξ「さっさと始めなさい」
('A`)「はい」
- 128: 作者?◆sEiA3Q16Vo :03/03(土) 19:25 yOxR5V3QO
('A`)「深く食い込まなかったのは不幸中の幸いか…」
ピンセットで摘み上げた石の破片を、銀色の盆に落とす。
カランと音を立て、僅かに跳ねる。
ξ゚听)ξ「大丈夫なの?」
その様子を眺めていたツンが、オズオズと切り出す。
自分をかばったせいで重症を負った為に、罪悪感が言葉の端から感じられる。
('A`)「大丈夫だとは言えない。血が流れ続けたからな、かなり衰弱している」
ξ゚听)ξ「そう……」
ツンの表情に陰が差す。
('A`)「……ブーンを殺すつもりだった人間の顔じゃないな。どうする、今俺を撃てばブーンはこのまま死ぬぞ」
作業の手を休めず、ドクオは言った。
軽く挑発のニュアンスを滲ませて。
ξ゚听)ξ「分からないわ…もう…自分が何をしたいのかも…」
壁にもたれかかっていたツンは、そのままズルズルとしゃがみこんでしまう。
(*'A`)(模様も装飾も一切無しの汚れなき純白……磨けば光る原石と言ったところか)
『にーにー! 血圧が下がってますわ!』
沈黙を貫いていた機材が唐突に赤いランプを点灯させ、悲鳴を上げる。
(;'A`)「不味い…時間をかけすぎた…強心剤の準備を! 早く!」
『と、突然そんなことを言われましても出来ませんことよ!』
(*'A`)「あ〜イーンダヨーゆっくりでイーンダヨーゆっくりで〜」
ξ#゚听)ξ「何やってんのよ! 早く何とかしなさいよ!」
『ふぇええええぇぇぇん…年増がいじめたあぁ…にーにぃー』
(#'A`)「おいてめえ俺の妹いじめんじゃねえよ!」
ξ#゚听)ξ「二次元と三次元を超越して声だけで萌えてどーすんのよ! これは機械だって分かんないの?」
(#'A`)「あぁ? 俺の妹は次元を超越して声だけで自動で脳内再生されんだよ!」
『ぶぇええええぇぇぇん! にーにー! 助けてええぇぇぇ…』
喧騒の中で、内藤の心拍数は、徐々に少なくなっていった。
( ^ω^)(死んだトーチャンが川の向こうで手を振ってますお)
- 131: 作者?◆sEiA3Q16Vo :03/04(日) 01:12 3YxdOqnuO
('A`)「仕方ねえ! 荒療治だ!」
言いながらドクオは、うつ伏せの内藤を強引に仰向けにする。
ξ゚听)ξ「ちょっと…何を('A`)「よっと」
ツンの言葉を遮る様に、ドクオは内藤の股間に手を突っ込む。
ξ゚听)ξ
('A`)「あったあった」
彼の手に握られた物。
そう、オナホだ。
ξ///)ξ「な、何でそんな物が入ってるのよ!」
('A`)「ほっ」
再びツンを無視し、今度は内藤のズボンに手をかけ、一気に引き下ろす。
ξ )ξ
('A`)「このままじゃ駄目だな…」
ドクオは己の股間に手を入れ、ピンクの液体が入った瓶と、ゴム手袋を取り出す。
ξ )ξ「オットセイオットセイオットセイオットセイオットセイオットセイオットセイ…」
('A`)「よっ」
ポンと小気味の良い音を立て瓶の栓を抜き。
('A`)「冷てえけど大丈夫か」
填めたゴム手袋にピンクの液体を垂らし、良く広げる。
('A`)「よっこらセックス」
ヌルグブファグリグリグリグリズリッチョズリッチョレッツカンフアッー!!!
( ゚ω゚)「おがあさああああああぁぁぁぁぁぁぁあんっっっ!!!」
ドクオの指が、内藤のアナルに、滑り込んだ。
ξ )ξ「オットセイオットセイオットセイオットセイオットセイオットセイオットセイオットセイ…」
- 132: 作者?◆sEiA3Q16Vo :03/04(日) 01:14 3YxdOqnuO
アナルへの衝撃と、絶え間無い前立腺への侵略が、内藤の性剣を持ち上げる。
さながら、アナルと前立腺という名の弱き民の為に立ち上がったあの英雄、アーサー王の様に。
('A`)「さて、十分だな」
獅子の如く猛る内藤の性剣を確認し、彼は再びオナホを手に取る。
いつの間にか、オナホの入り口には先が切り取られた三角錘の様な物体が取り付けられていた。
('A`)b「グッドラック、ブーン」
狙いを定め。
大きく振り被り。
性剣へと振り下ろす。
ギヂッブヅブヅブヂヂヂ
何かが裂ける、嫌な音がした。
そして一瞬、間隔を置き。
( ゚ω゚)「うぼああああああぁぁぁぁぁぁぁあっ!!!」
『にーにー、脳波と心拍数が凄い事になってますわぁ!』
(;'A`)「スマン、ブーン」
内藤はほとばしる激痛と、その中で生まれる快楽によって、ベッドの上でのたうち回っていた。
( ゚ω゚)(起きたと思ったら何だおぉ! 何なんだおぉ! この痛みと苦しみの中で産まれゆく未知の快楽は! これこそまさにエデンの園でイヴが手を出した禁断の果実! アルゴリズムと特異的虚数空間の相対的バルキルスの法則がああああぁぁぁぁっ!!!)
ドドドズギュルブフグバルギュッファオレニチカヅクナアッー!!!
〜第七話・完〜
( ^ω^)右手より気持ちいいお!
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